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新の陰流―上泉信綱と疋田文五郎
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 279357 位
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時代小説が好き
正月休みに読んだ。この小説はいわゆる剣豪小説とは一味違う。弟子の疋田文五郎の目を通して上泉信綱を浮かび上がらせている。また、戦国の荒波にもまれながらも自分を見失わずに生きようとする久実を通して命のはかなさ、それ故に尊いということを訴えている。そうした弱者をすくい取り太平の世を築く”活人剣”を完成させ、柳生新左衛門(宗巌)に伝えようとするところまでを描いている。
また、作者はかなりの剣道経験者らしく、立合いの場面は時代小説にありがちな荒唐無稽さはなくリアリティがあり迫力を感じる。ただし時代小説としてはボリュームが足りないことは否めない。しかし、余韻の残る小説だった。個人的には好きな小説のひとつと言える。
短い
あまりにも薄く短い本。
これからどうなるのか知りたい時点で終わり・・なんですかこれは?
内容は柳生宗厳が凄く才能のある人物だったといったことが書かれているだけ。
一番知りたい疋田や上泉のその後が全くなし。
フィクションと史実の重ね合わせでもいいからもっと疋田の晩年までしっかりと書いてほしかった。
そういった本を求めていた。
インスピレーションの沸く作品
何気なく手に取った本だったが、なかなかのものだった。
人物の心理などその時代のものとしてリアルに描くと共に、現代に通じる視点も忘れていない。上泉信綱が武田信玄と対峙する場面は圧巻だ。その呼吸は何事にも通じるのではないだろうか。この小説を読んでいろいろなインスピレーションが沸いた。
ところで同氏の作品に「剣豪異聞」「妖剣松山主水」があるそうですが、どなたか情報を持っていたら教えてください。
なんて言ったらいいのか・・・。
新陰流(柳生新陰流を含む)の文献・小説等を一通り読破し、最近ここのレビューを見て購入させていただきましたが、評価としては・・・微妙ですね。
疋田文五郎に焦点を当てるという発想は良いと思いますが、如何せん、歴史小説としての奥行きが無い。どちらかと言うと、時代小説ではなく現代小説?。内容に関しても、今まであった様な・・・。例えば、箕輪城の攻防戦の場面は、池波正太郎著「剣の天地」をかなり要約した感があるし、宝蔵院の場面も「剣の天地」・山岡荘八著の「柳生石舟斎」を足して2で割って、ちょっと+α。柳生家においての模様、演舞上覧時の文五郎の進退。決して現存している文献の全てが正しいとは言わないが、ちょっとフィクションが多いのでは?(恋愛については自由に書いて頂いていいんですがね。)。
疋田文五郎はこの後(演舞上覧前後)、廻国修行を経て九州において流派を開き「疋田陰流」の祖となるわけだが、あまり彼についての文献が残っていないので、柳生十兵衛と同じ様に小説の題材として取り上げ易いのかもしれないが、小説として評価するにしても行間が読めないだけに、奥行きの無さが露呈してしまっている。
歴史小説も初めて、新陰流(柳生含む)関連の小説も初めてだったら、さらっと読めるだけにお勧めします。・・・が、上泉伊勢守?柳生関連がお好きな方は、お勧めいたしません。 あと失礼を承知で書きますが、著者はあまりお調べではない? 題名の「新の陰流」ですが、本文もその様な方向性だったのですが、そもそも新陰流って「新しい陰流」ではないですからね。
期待を超えた
時代小説も面白いと再認識させられた。単なる剣豪小説ではなく、剣聖上泉信綱の心の葛藤を描き、深みのある作品に仕上げている。弟子の文五郎が抱く迷いを、信綱も若い頃、感じていたのではないだろうか。久実という女性が、戦国の荒波にもまれながら、けなげに生きていく姿は、切ないほど美しい。
郁朋社
新陰流活人剣 真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱 (新潮文庫) 剣聖―乱世に生きた五人の兵法者 (新潮文庫) 武人立つ―戦国の武将 上泉秀綱 上泉伊勢守信綱
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